ShopifyのSKUとは?決め方・付け方と出荷ミスを減らす管理方法

ShopifyのSKUとは?決め方・付け方と出荷ミスを減らす管理方法

Shopifyで商品を登録していると、「SKU」という項目を目にすることがあります。

とりあえず空欄のまま商品を登録することもできますが、商品数や注文数が増えてくると、

「同じ商品名でサイズだけ違う」
「似た商品が多く、出荷時に見分けにくい」
「在庫管理表とShopifyの商品を紐づけにくい」

といった場面が出てくることがあります。

そんなときに役立つのが**SKU(Stock Keeping Unit)**です。

この記事では、ShopifyでSKUを設定するときの基本と、受注・在庫・出荷まで考えたSKUの決め方を紹介します。

SKUとは?

SKUは、商品や商品バリエーションを識別するために、お店側で設定する管理コードです。

たとえば、同じTシャツでも、

商品 SKU
黒・Mサイズ TSH-001-BLK-M
黒・Lサイズ TSH-001-BLK-L
白・Mサイズ TSH-001-WHT-M

のように分けて管理できます。

ShopifyではSKUは必須ではありませんが、在庫追跡や販売レポート、商品のピッキング・梱包、外部サービスとの在庫連携などに利用できます。

SKUとバーコードは別物

SKUとバーコードは似ていますが、役割が異なります。

SKUは、店舗側が自分たちで商品を管理するためのコードです。

一方、バーコードは商品をスキャンして識別するために利用されるコードで、ShopifyではSKUとは別の項目として管理できます。

そのため、

「バーコードがあるからSKUは必要ない」

というわけではなく、必要に応じて両方を使うことができます。

Shopifyでは、どの単位でSKUを分ける?

基本的には、在庫を別々に管理する商品には、それぞれ異なるSKUを設定すると考えるとわかりやすいです。

たとえば、

「焼き菓子セット」

という商品に、

  • 6個入り
  • 12個入り

の2種類があり、それぞれ別の商品として在庫や出荷内容を管理するのであれば、SKUも分けます。

BAKE-001-06
BAKE-001-12

アパレルでカラーとサイズがある場合も同じです。

SHIRT-001-BLK-M
SHIRT-001-BLK-L
SHIRT-001-WHT-M
SHIRT-001-WHT-L

Shopifyでは商品バリエーションごとにSKUを設定でき、同じSKUの重複は在庫追跡や外部サービスとの連携で問題になる可能性があります。

以前の記事でも紹介したように、どこまでを商品バリエーションとして管理するかと、SKUの設計はセットで考えると整理しやすくなります。

[Shopifyの商品バリエーションはどう分ける?受注・出荷まで考えた設計方法]

SKUを決めるときに意識したい5つのポイント

1. 同じ商品を一意に識別できるようにする

まず大切なのは、SKUを見たときにどの商品なのかを特定できることです。

たとえば、

001
002
003

でも管理自体はできます。

ただ、商品数が増えてくると、番号だけでは何の商品だったか分かりにくくなることがあります。

そのため、

COOKIE-001
COOKIE-002
GIFT-001

のように、商品カテゴリなどを含める方法もあります。
ただし、SKUにあらゆる情報を詰め込む必要はありません。

スタッフが運用しやすい範囲で、必要な情報だけを入れることが大切です。

2. ルールを統一する

SKUで特に重要なのが、ルールを統一することです。

たとえば、

BLK = ブラック
WHT = ホワイト
RED = レッド

と決めたのであれば、別の商品でも同じ表記を使います。
ある商品では、

BLACK

別の商品では、

BK

別の商品では、

BLK

となっていると、あとから検索や管理がしづらくなります。

Shopifyも、SKUはチーム全体で理解できるシンプルで一貫したルールにすることを推奨しています。

3. 長くしすぎない

商品について分かる情報を全部入れようとすると、

BAKEDGIFT-CHOCOLATE-BOX-12PIECES-2026

のように、かなり長くなってしまいます。これでは出荷時に確認するのも大変です。
たとえば、

BG-001-CHO-12

程度でも、

  • BG:焼き菓子ギフト
  • 001:商品番号
  • CHO:チョコレート
  • 12:12個入り

とルールを決めておけば識別できます。

Shopifyでは、できるだけ短いSKUを推奨しており、目安として16文字以内などを案内しています。

4. 紛らわしい文字を避ける

SKUは人が目で確認することもあります。

そのため、

  • 数字の 0
  • アルファベットの O
  • 数字の 1
  • アルファベットの I

のように、見間違えやすい文字の組み合わせには注意が必要です。

また、スペースや特殊記号は検索や外部システムとの連携で問題になる場合があります。

区切りを入れたい場合は、

ABC-001-BLK

や、

ABC_001_BLK

のように、ハイフンやアンダースコアを使うと整理しやすくなります。

5. 将来商品が増えることも考えておく

今は商品が10種類でも、ECサイトを運営しているうちに商品が増えることがあります。

たとえば、

01
02
03

だけで始めるより、

001
002
003

としておいた方が、商品数が増えても同じルールを使いやすくなります。

カテゴリーについても、

BAKE-001
GIFT-001
DRINK-001

など、後から商品カテゴリーが増えても拡張できる形にしておくと管理しやすくなります。

Shopifyも、将来の商品追加を考慮してSKUのルールを設計することを推奨しています。

SKUに何を入れればいい?

SKUに入れる情報に決まりはありません。

たとえば、

[カテゴリ]-[商品番号]-[カラー]-[サイズ]

という形があります。

アパレルなら、

TSH-001-BLK-M

食品なら、

COOKIE-003-12

ギフト商品なら、

GIFT-002-S

などです。

一方で、SKUだけで商品のすべてを表現しようとすると管理が複雑になります。

「このSKUを見れば、出荷する商品を迷わず特定できるか」

くらいを基準に考えると、ちょうどよい設計になりやすいです。

出荷業務まで考えるなら「人が見て分かる」ことも大切

SKUはシステムのためだけの番号ではありません。

実際の出荷現場では、

  1. 注文を確認する
  2. SKUを確認する
  3. 商品棚から対象商品を探す
  4. ピッキングする
  5. 梱包する

といった流れでSKUを利用することがあります。

Shopifyも、商品ごとに固有のSKUがあることで、スタッフが正しい商品を見つけて梱包しやすくなることをメリットとして挙げています。

そのため、管理者しか理解できない複雑なコードよりも、出荷するスタッフにとって分かりやすいSKUを考えることも重要です。

たとえば、

240915-A001-X27

よりも、

COOKIE-CHO-12

の方が、現場では商品をイメージしやすい場合があります。

もちろん、商品数が非常に多い場合などは数字中心の管理の方が適していることもあります。自社の運用に合わせて決めることが大切です。

複数のロケーションがある場合、SKUは変える?

同じ商品を複数の倉庫や店舗で保管している場合でも、同じ商品バリエーションであれば同じSKUを利用します。

在庫数はShopifyのロケーションごとに管理し、SKUそのものは商品の識別コードとして共通にする考え方です。Shopifyも複数ロケーションでは、同一の商品バリエーションに同じSKUを使用するよう案内しています。

たとえば、

COOKIE-001

という商品が、

  • 大阪倉庫:20個
  • 東京倉庫:15個

に分かれていても、SKUを

OSAKA-COOKIE-001
TOKYO-COOKIE-001

のように分ける必要はありません。

倉庫の違いと商品の違いは、分けて考える方が管理しやすくなります。

SKUを決めたら、出荷の流れも確認してみる

SKUを整理すると、商品・在庫・注文・出荷の情報を紐づけやすくなります。

ただ、実際の出荷ではSKUだけでなく、

  • 注文・支払い状況
  • 配送希望日
  • ギフト・のし
  • 注文時の備考
  • 在庫
  • ピッキング
  • 送り状
  • 発送通知

など、ほかにも確認する情報があります。

lagooonでは、Shopify店舗向けに受注から発送までの確認項目をまとめた出荷業務チェックリストを無料で公開しています。

Web上でそのまま使えるほか、PDF・スプレッドシート版も利用できます。

[Shopify店舗向け|出荷業務チェックリストはこちら]

SKUは「あとから分かるルール」にしておこう

SKUには、絶対にこの形式にしなければならないという決まりはありません。

大切なのは、

  • 商品ごとに重複しない
  • 同じルールで統一する
  • 長くしすぎない
  • 出荷時に商品を識別しやすい
  • 商品が増えても続けられる

という点です。

最初から完璧なSKUルールを作ろうとするよりも、自分たちの店舗で商品を探しやすく、管理し続けられるルールを決めるところから始めてみてください。

← 記事一覧に戻る