Shopifyの商品バリエーションはどう分ける?受注・出荷まで考えた設計方法

Shopifyの商品バリエーションはどう分ける?受注・出荷まで考えた設計方法

Shopifyで商品を登録するとき、「どこまでを1つの商品として登録し、どこからをバリエーションとして分ければよいのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

色やサイズの違いであればイメージしやすい一方、容量違いやセット内容、ギフト対応など、商品によっては判断が難しいケースもあります。

商品ページ上では問題なく見えていても、商品数が増えてくると、在庫管理や受注後の確認、出荷作業が複雑になってしまうこともあります。

この記事では、Shopifyの商品とバリエーションの違いを確認しながら、受注や在庫管理、出荷まで見据えた商品設計の考え方を紹介します。

 

Shopifyの商品とバリエーションの違い

Shopifyでは、1つの商品に「色」「サイズ」などの選択肢を持たせ、それぞれをバリエーションとして管理できます。

たとえば、Tシャツを販売する場合、

  • ブラック / S
  • ブラック / M
  • ホワイト / S
  • ホワイト / M

といった形で、1つの「Tシャツ」という商品に複数のバリエーションを設定できます。

バリエーションごとに価格や在庫数、SKU、バーコードなどを設定できるため、購入者から見ると同じ商品でも、管理上はそれぞれを分けて扱うことができます。

そのため、商品をどう登録するか考える際は、ECサイト上での見せ方だけでなく、販売後にどのように管理するかまで考えておくことが大切です。

商品とバリエーションはどう分ける?

「別の商品として登録するか」「バリエーションとして登録するか」に、すべての商品で共通する正解があるわけではありません。

迷った場合は、以下の3つの視点から考えると整理しやすくなります。

お客様から見て同じ商品か

まず確認したいのが、購入者から見たときに同じ商品として選べる方が自然かどうかです。

たとえば、

  • Tシャツのサイズ違い
  • 同じ商品の色違い
  • 同じ飲料の容量違い

などは、商品ページをそれぞれ分けるよりも、1つの商品ページ上で選択できた方が購入しやすいケースがあります。

このような場合は、バリエーションとして登録する方法が考えられます。

一方で、商品ごとに説明内容や写真、訴求したいポイントが大きく異なる場合は、別の商品として登録した方がわかりやすいこともあります。

「同じ商品を選択肢から選んでもらうのか、それぞれ別の商品として見せたいのか」を一つの判断基準にするとよいでしょう。

在庫を分けて管理する必要があるか

次に考えたいのが在庫管理です。

たとえば、

「Tシャツ / ブラック / M」と「Tシャツ / ブラック / L」

では、実際に保管している商品も在庫数も異なります。

このような場合は、それぞれのバリエーションごとに在庫を管理しておくと、販売後の在庫確認もしやすくなります。

反対に、購入時の選択肢が違っていても、実際に出荷する商品が同じであれば、バリエーションとして分ける必要があるのか一度考えてみてもよいでしょう。

出荷するときに商品を識別しやすいか

商品登録の段階では意識しにくいですが、販売後の出荷作業も重要です。

注文が入ると、出荷時には

「どの商品を棚から取ればよいのか」

を確認する必要があります。

商品数が少ないうちは商品名だけでも判断できますが、似た商品やサイズ違い、容量違いが増えてくると、商品名だけでは判別しにくくなる場合があります。

そのため、バリエーションごとにSKUやバーコードを設定しておくと管理しやすくなります。

たとえば、

バリエーション SKU
ブラック / S TSH-BLK-S
ブラック / M TSH-BLK-M
ホワイト / S TSH-WHT-S
ホワイト / M TSH-WHT-M

のように分けておけば、注文内容と実際の商品を照らし合わせやすくなります。

商品ページを作る時点で、「この商品が売れたとき、倉庫や店舗ではどうやって商品を見分けるのか」まで想像しておくと、後から整理し直す手間を減らしやすくなります。

すべての選択肢をバリエーションにする必要はない

購入時に選択してもらう項目だからといって、すべてを商品バリエーションとして登録する必要はありません。

たとえば、

  • ギフトメッセージ
  • 名入れする文字
  • 注文時の備考
  • 配送に関する希望

などは、選択内容によって実際の在庫が変わるわけではないケースも多いでしょう。

こうした情報まで商品バリエーションとして管理すると、本来の商品数以上にバリエーションが増えてしまい、商品管理が複雑になりやすくなります。

商品バリエーションには、

「実際に購入された商品を識別するための情報」

を持たせ、注文ごとの追加情報については別の方法で管理すると整理しやすくなります。

バリエーションを増やしすぎないことも大切

色、サイズ、容量、セット内容など、商品の選択肢が多い場合は、バリエーションの数も増えていきます。

たとえば、

  • サイズ
  • 素材
  • 包装方法
  • セット内容

など、さまざまな選択肢をすべてバリエーションとして管理すると、商品登録や在庫更新、SKUの管理にも手間がかかるようになります。

Shopify上で設定できるからといって、すべてをバリエーションにするのではなく、受注後も無理なく管理できる構成になっているかを確認しておくと安心です。

商品とバリエーションの分け方の例

商品設計に迷った場合は、以下のような考え方を参考にしてみてください。

ケース 設計の考え方
Tシャツのサイズ違い バリエーションとして管理しやすい
同じ商品の色違い バリエーションとして管理しやすい
500ml / 1Lなどの容量違い 在庫を分ける場合はバリエーションを検討
商品説明や見せ方が大きく異なる 別商品としての登録を検討
検索結果でそれぞれの商品を見せたい 別商品としての登録を検討
ギフトメッセージ バリエーション以外での管理を検討
名入れする文字 バリエーション以外での管理を検討
注文時の備考 バリエーション以外での管理を検討

商品によって事情は異なるため、

「販売するときにどう見せたいか」

だけではなく、

「在庫をどう管理するか」

「注文が入った後にどう扱うか」

まで含めて考えることがポイントです。

商品登録の段階から、受注後の運用も考えておこう

Shopifyの商品登録は、商品ページを作るためだけの作業ではありません。

登録した商品情報は、その後の在庫管理や受注確認、ピッキング、出荷にもつながっていきます。

商品数や注文数が少ないうちは問題なくても、運営を続けるうちに、

  • SKUの付け方がバラバラになっている
  • 同じような商品が増えて見分けにくい
  • バリエーションが増えすぎて管理しにくい
  • 出荷時にどの商品かわかりにくい

といった課題が出てくることもあります。

ECサイトを立ち上げる際は、購入者にとってわかりやすい商品ページを作ることはもちろん、商品が売れた後も無理なく運用できる商品設計になっているかを考えておくとよいでしょう。

lagooonでは、Shopifyを使ったECサイトの構築だけでなく、受注後の運用や出荷まで見据えたECサイトづくりを行っています。

「商品やバリエーションをどう設計すればよいかわからない」「今の商品構成のまま運用していけるか不安」といった場合は、lagooonまでお気軽にご相談ください。

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